キャリア形成の視点から,自己の障害の特性を理解し適切に対処するための知識や技術を身につけると共に,自己の障害や視覚障害全般についての見識を深め,社会的なリーダーとしても通用する障害者となるべく,障害者に対する社会の認識,障害者の自立などを学修する。適宜、授業関連のゲストスピーカーを招聘することがある。
 視覚障害者の就労に関する主要文献を,判り易く解説します。前半では実践的な論文と現場の実際例を学び,後半は学術的な論文を読み,将来現場で問題解決できる切り口を身に付けます。ゼミ形式で、論点に対する考えをまとめ,言葉や文章で伝える訓練を反復することで、スキル向上が実感できます。GTAという研究手法で、様々な職場での障害者活用を具体的に支援でき、それが社会のD&Iにつながることを学びます。
 本授業では,まず前半で,視覚障害者の主な生理・病理的特性について学習する。眼の構造や機能,および視覚障害の原因疾患などを学ぶことにより,自己及び他者の障害の特性を理解する。また,後半ではロービジョンケアと情報アクセスについて学習する。
 点字についての講義を中心に,自身が書いたものを,目で読むという形で点字の基礎を学習する。とりわけ,分かち書きについては,時間を割いて詳細に行い,その能力を向上させる。
 各学生のニーズと能力に応じ,視覚障害補償の理論と具体的方策を学習する。
具体的には,学修および各種試験等において点字、点字機器、デイジー,タブレット,その他の機器・技術の使用を希望する学生が,その効率的な利用法を学習する。
 障害補償演習1に引き続き,各自が必要な障害補償技術のスキルアップを行う。必要に応じて、専門性の高いデイジー図書の作成ができ,また,それらを用いた学習が行える。また,パソコンやタブレットを利用した高度な視覚障害補償方法を学ぶ。