社会学という学問分野は近代化とともに誕生した。社会の急速な変貌を目の当たりにした人々は、そもそも社会とは何か、我々の社会は今どういう地点に立っているのか、そして一体どこへ向かっているのかと問い掛けたのだ。本講義ではマルクス、デュルケーム、ウェーバー、フーコーなど、「現代社会論としての社会学」の古典を概説する。これら古典の学びは現在の状況を理解する上でも基礎的な教養となるだろう。